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VUCA時代を生き抜く!お金を育てる力が必要不可欠!(後編)

前回記事の前編では、『お金を育てる力』がなぜ重要なのかについてご説明しました。

引き続き後編では具体的な方法についてご紹介していきます。

1.子どもの『お金を育てる力』を伸ばす身近な物は?

では、子どものお金を育てる力をはぐくむためにはどんなことをすればよいでしょうか。

ここでは数ある中から

(1)ゲームから始める
(2)お金について学べる場所に行ってみる

という2つの方法をご紹介します。

(1)ゲームからはじめる

資産運用の必要性やメリットを分かってはいても、いきなり投資を始めるのは勇気が要りますよね。

そこで実際に資産運用を始める前に、まずゲームで資産運用に親しむという方法がオススメです。ゲームであれば、実際に金銭的な損失を出すことなく、何度でも挑戦できますね。

モノポリーのように投資が主題のボードゲームから始まり、手軽に始めることのできるアプリまで、資産運用のゲームはたくさんあります。

また、ストーリーの中で株や不動産売買をする要素が入っているゲームなども手軽でおすすめです。

実際に金融商品を買って運用していくのはハードルが高いと感じる方には、まずお金の基本を勉強するという意味で、こういったゲームを入門編にしてみるのも一案です。

お金の基本について学べる子ども向けの本もたくさん出版されていますので、まずそういった本から正しい知識を親子で学び、それからゲームで楽しんでみることをオススメします。

お子さんの年齢や理解度などに合わせて選び、難しかったら別のものに変えてみるなどして、ぜひご家族で一緒に楽しんでみて下さいね。

(2)お金について学べる場所に行ってみる

興味をもつために最適なのは、実際に「楽しい!」と思える体験をすることが一番です。

例えば都内では、日本橋にある日銀の貨幣博物館や、王子にあるお札と切手の博物館でお金やお金の歴史について学ぶことができます。

どちらもオンラインでたくさん楽しめるwebサイトですので、ご自宅からでも楽しく学ぶことができますよ。ぜひ一度ご覧になってみて下さいね。

貨幣博物館 (日本銀行分館内)https://www.imes.boj.or.jp/cm/index.html
お札と切手の博物館(国立印刷局博物館)https://www.npb.go.jp/ja/museum/

(※新型コロナウイルスの感染拡大状況により、臨時休館や開館時間が短縮される可能性があります。ご訪問の前に最新情報をご確認下さい)

また、博物館だけでなく実際に金融商品を扱う場を見学するのも面白いですね。

東京証券取引所の東証Arrowsは、現在は残念ながら新型コロナウイルスの影響で実際の見学は中止となっていますが、オンラインでの見学ができるようになっています。

学校の長期休みなどの時期によって、親子で一緒に学べる経済教室もオンラインで開催されています。

よくニュースなどで映る電光掲示板を見ると「テレビで見たことがある!」とお子さんのテンションも上がるのではないでしょうか。

ぜひホームページをチェックしてみてくださいね。

東証Arrows:https://www.jpx.co.jp/learning/index.html

2.資産運用にチャレンジしてみよう!

せっかく学んだお金の知識をそのまま塩漬けにしてしまい、実社会に活かすことがうまくできていなかったのが、今までの日本の金融教育が持つ課題でした。

例えば自由研究などでお金の博物館に行きレポートまで作ったけれど、提出し終わったらそれっきり、というパターンではまさしく「机の上だけのお勉強」に過ぎません。

社会人になってからお金の管理に苦労したり、税金や社会保険料についてよく分かっていなかったり、リボ払いの怖さを知らずローン地獄にはまったり、はたまた誰かにだまされてしまったり・・・

正しい知識を持って判断し、お子さん自身だけでなくご家族の大切な資産を守るためにも、子どもの頃からの金融教育はとても重要です。

前項までにお話ししてきた内容をすでに実践されているご家庭も多いでしょう。そこで実際にご家族で資産運用に挑戦してみようかな、とお考えの方もいると思います。

ご家庭ですべてを教えるには時間や手間もかかり、親御さんへのご負担も大きいでしょう。MY SCHOOLではそのようなご家庭向けの教育サービスを現在準備しています。

モンテッソーリ教育の第一人者、藤崎 達宏氏による特別セミナー開催!!
https://myschool-michishirube.peatix.com/

3.さいごに〜親の好奇心が子どもの学力を上げる!?〜

最後に、子どもに対する家族の影響力について、興味深い研究が報告されています。

好奇心旺盛な家族の下で育った子どもはそうではない家庭で育った子どもよりも学力が高いという研究結果があります。

引用元:お茶の水女子大学
「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の 専門的な分析に関する調査研究」17hogosha_factorial_experiment.pdf (nier.go.jp)

【地域・社会への関心と学力テストの関係】

【ニュースへの関心と学力テストの関係】

この結果は、社会で起きている事への関心度が学力に影響していることを窺わせます。

そしてこの研究では、家族の好奇心旺盛な姿を見せることで子どもにも良い影響を与えることが合わせて報告されています。

「読書好きな子に育てたいなら、親が読書する姿をみせるのが一番だ」という話はよく聞きますよね。子ども向けの新聞を読み聞かせしたり、記事の中から興味のあることについて話し合ってみたりするだけで、お子さんの知識を増やし知的好奇心を育てることができます。

資産運用を通じて様々なことに興味を持ち、それを家族で共有することで子どもの好奇心だけでなく学力をも育てることに繋がるかもしれません。

この記事が親子でチャレンジするきっかけになれたなら幸いです。

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