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お金の教育してますか?

近年、お金の教育に対する関心は高まってきていますが、「内容が専門的でとっつきにくい」「資産を増やしたり儲けることばかり教えるのは、子どもの健全な心の発達を歪める危険がある」などの声に代表される形で、一部では敬遠されているようにも思われます。

しかし、お金の教育は、金融広報中央委員会が公表しているように「生きる力=自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力等」を養う上で有効な手段を提供できる教育なのです。

お金の教育の目的とは?

お金の教育は、

✓お金や金融の様々な働きを理解し、
✓それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、
✓自分の生き方や価値観を磨きながら、
✓より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養うこと

を目的としています。

私たちは「いよいよ日本は貧しくなり始めている」や「幼少期からお金の教育を始めることの重要性」で、子どもが早い段階でお金の教育を受ける必要性を取りあげてきました。なぜならば、人は生活していく上で、お金とは切っても切れない関係にあるからです。

「お金を使う」
「お金を貯める」
「(働いて)お金を得る」
「お金を借りる」

など、私たちは日々、様々な形でお金と関わっています。そして、こうした行為は、必要な情報を集め、慎重に考え、納得した上で選択することが必要です。

お金の教育は、お金を手がかりに、子どもが生活や社会にかかわる知識や物事をより具体的に把握し、理解することができます。また、課題の発見や解決に取り組む上でも、問題をより身近なものとして捉え、他人事ではなく自分の問題として、現実に即して、自分なりに工夫し、判断し、行動する力を養うことができます。

このようにお金の教育は、子供どもに、現実に足場を置いてしっかり考える基礎力を付け、たくましく生きる力を養わせる上で大きな利点をもっていると考えられます。

より良い暮らしを築くため、しっかりした意思決定の力を若いうちから養っておくことは、基本的で、かつ、大切な教育です。特に今は豊かで情報技術が発達した時代だからこそ、改めて子どもにお金の価値を実感させ、お金をしっかり扱うことを身に付けさせることが私たちに強く求められているのではないでしょうか。

3つのステップ

お金の教育は子どもが知識を覚えることが目的ではありません。それを子どもの生き方などにつなげていくことに意味があります。そのためには、「知る」、「考える」、「行動する」という3つのステップが必要となり、子ども自身の「意欲や関心」が高まっていくことで、各能力が養成されていくことになるでしょう。

1.知る

知識を得る、感じる、見る、聞くなど、子どもの中に情報が入ってくるステップです。

2.考える

情報をもとに「なぜ?」という問いから課題を発見し、「どうしたらいい?」という問いとともに、主体的に調べる、話し合う、思考する、工夫する、解決の選択肢を提示するなどのステップです。

3.行動する

「意思決定しなければ何も始まらない」ことを理解して、判断する、知識や経験を活用する、人や社会に働きかける、試す、法や制度を利用するなどの行動ができる力を付けるステップです。この中には、行動した結果をしっかり受け止めて、次の対応を考えることも含まれます。

家庭で実践する時のポイント

お金の教育を効果的に行うためには子どもに興味を持ってもらう工夫が必要となりますが、主なポイントを挙げれば以下の通りになるでしょう。

1.身近な題材を選ぶ

子どもが身近なものとして感じられるよう、関心の高い題材を選んで教材化する工夫が必要です。例えばお小遣いやお年玉をあげるとき、将来何に使うかを考え、計画的に貯蓄することを学ぶことができるでしょう。他にも、そのお金を銀行に預けたお金から利子について学ぶことなどもできます。

2.体験的学習に参加する

身近なところでは日々の買い物や、ボランティア活動、企業が運営している職業体験やロールプレイなど様々な体験的学習を取り入れていくことが効果的でしょう。

まとめ

学校ではお金のことを教えるのはタブーといった意識が現在もなお残っているといわれています。しかし、もしそうであれば、(そうでなくても)お金のことは、私たちが子どもに、家庭で教えていかなければいけません。

お金の教育は、上述の通り、お金儲けを教えるものではなく、また難しい金融の知識を無理やり子どもたちに理解させようとするものでもありません。お金を通じて自分の生活のこと、社会のこと、将来のことをしっかり考えるということを伝えていくためのものです。

現代は選択肢も広がり、将来に対する不確実性の高まりなど時代環境は大きく変化しており、子どもたちにはそうした社会をたくましく生き抜くことが求められています。それだけに、子どものうちから、お金との付き合い方をしっかり考え、自分の生き方や価値観を磨き、それを現実の生活に生かすことを学ぶお金の教育の必要性は従来以上に高まっているのではないでしょうか。

先ずはお金の教育の意味を多くの方に知って頂き、ご自身の子育てに役立てて頂きたいと私たちは考えています。

※本記事は金融広報中央委員会(事務局:日本銀行情報サービス局内)が運営するサイト「知るぽると」から一部改編して引用しています。


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