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お金の使い方の説明法や便利なツール【お金の教育No.14】

お金の使い方の説明法や便利なツールをご紹介します

「お金の使い方って教えないといけないのかな」
「お金の使い方を教えたいけど、どうやって教えたらいいのか分からない」
「お金の使い方を学べる便利なものはないかな」
子どもを育てていると、こういった金融教育の問題に悩まされますよね。

この記事は
・家庭で子どもに金融教育をする必要性
・お金の使い方を教える方法とお小遣いのすすめ
・お金の使い方を学べる本・ゲーム・アプリ
についてご紹介します。

この記事を読むことで、金融教育について悩んでいるおうちの方が、お子さんと一緒にお金について楽しく学んでいけるよう丁寧に説明していきますね。

また弊社は東京メトロと共同で、来月9月に「学校では教えてくれない お金の勉強」というセミナーを開催します。

家庭で子どもに金融教育をする必要性

中学1~2年生は0時間。
中学3年生~高校3年生は1~5時間。
これは、全国の中学・高校の先生に対して、年間で金融経済教育を行った時間はどの程度かをアンケートした結果です。

出所:中学校・高等学校における 金融経済教育の実態調査報告書 平成26年4月 金融経済教育を推進する研究会 (事務局 日本証券業協会)より
https://www.jsda.or.jp/about/kaigi/chousa/kenkyukai/content/jittai_rep.pdf

また、小学校の授業では、家庭科の時間に「消費生活・環境」としてお金の使い方について扱われています。しかし、買い物をすることに主題が置かれており、「金融教育」という観点で見ると不完全であるといえます。

つまり、学校では金融教育をする機会がほとんどない、もしくは不完全であるということになるのです。

以上から考えると、家庭で金融教育をする必要性は非常に高いことが分かります。

お金の使い方を教える方法とお小遣いのすすめ

前回の項目では、ご家庭で金融教育をする必要性についてご説明しました。ここでは、具体的にどうやってお金の使い方を教えていったらよいのか・お金の使い方を教えるにはお小遣いが最適であるということを解説していきます。

「欲しいもの」と「必要なもの」に分ける

お金の使い方は、「欲しいもの」と「必要なもの」とに分けて考えると分かりやすくなります。必要なものを先に買う・必要なもののためにお金を取っておくなど、先を見越したお金の使い方ができるようになるからです。

普段の生活では
「来月欲しいマンガが発売されるから、今はお菓子を買わないでとっておこう」
「ガチャガチャに使うお金は、学校で使う鉛筆を買った残りのお金ね」
といった声かけをして、「欲しいもの」と「必要なもの」を分けて考えるきっかけを伝えていくと、子どもも次第に意識していくようになります。

お小遣いのすすめ

「欲しいもの」と「必要なもの」を分けて考える習慣を身につけるためには、お小遣いを渡すことをおすすめします。

なぜなら、お小遣いという限られたお金の中でやりくりするためには、「欲しいもの」と「必要なもの」の優先順位を考えて、「必要なものを先に買う」といった計画を立てることが欠かせないからです。

更に、一か月のやりくりが計画通りにできたとき、「やりきった」という成功体験を味わうことができます。成功体験を積みかさねることで、「次もやってみよう」というチャレンジする心を作ることができ、習慣化されていくのです。

是非、お子さんにお小遣いを渡してやりくりする機会を与えてあげてください。

お金の使い方を学べる本・ゲームのご紹介

最後に、お金の使い方を学べる本やゲームをご紹介していきます。是非お子さんと一緒に読んだり遊んだりして、おうちでお金について考えるきっかけにしてください。

①「学校では教えてくれない大切なこと 3 お金のこと」- 旺文社 編 / (マンガ・イラスト)関和之
お金の豆知識から年金のことまで、楽しいストーリーで教えてくれる一冊です。
お小遣いの使い方もしっかり説明してくれています。
マンガやイラストが豊富なので、子どもでも読みやすいのもポイントです。

②「ドラえもん社会ワールド お金のひみつ」- 小学館 / (監)藤子・F・不二雄、(監)日本公認会計士協会東京会
ドラえもんのマンガを読んだ後、お金について解説するという形式で楽しくお金について学べる本です。
こちらは上でご紹介した「学校では教えてくれない大切なこと 3 お金のこと」より一歩踏み込んだ解説も多く、小学校高学年向けかもしれません。

ゲーム

①「人生ゲーム」
昔からおなじみの人生ゲームは、人生設計やマネープランを学ぶ上でとてもよくできています。
特に決算で借金の返済をするなどといったルールは、必要なお金をとっておく必要性がよく分かるようになっています。

②「どうぶつの森」シリーズ
ローン返済・公共事業などの「必要なもの」、お洋服や家具といった「欲しいもの」。お金の使い道がたくさんあるため、優先順位を考えてお金を使う力が養われます。

まとめ

この記事では

・家庭で子どもにお金の使い方を教える必要性
・お金の使い方を教える方法とお小遣いのすすめ
・お金の使い方を学べる本・ゲーム

についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。この記事が、金融教育についてお悩みのおうちの方のお役に立てたなら嬉しいです。


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