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人の数だけ地図はある【非認知能力とはNo.9】

コーチングにおいて大事なこと

コーチングというと、どのようなことを想像されますでしょうか?スポーツのコーチをイメージする方が多いかもしれません。この場合コーチの役割は選手が成果を出すために指導すること、つまり、「ティーチング」の意味合いが強いかと思います。

今回お伝えする話しの源泉となるコーチングとは、やり方や考え方を教える、与えるということではありません。目的や目標を明確にし、相手の行動変化を促し、その目的や目標を達成するための支援をすることです。そして、コーチングでは「答えはその人(相手)の中にある」という原則に基づいてサポートします。

私たちはこのコーチングの大前提、「答えはその人(相手)の中にある」が何気ない日々のコミュニケーションの場で大いに役立つことがあるのではないかと考えています。この「答えはその人の中にある」ということを少し違った言い方にしてみると・・・「相手の地図と自分の地図は異なる」とも言えます。

相手の地図と自分の地図は異なる

では「相手の地図と自分の地図は異なる」とは、一体どういうことなのでしょうか?簡単に言うと、自分が見えているものと相手が見えているものが必ずしも一緒とは限らないということです。人はものごとを受け取る際に必ず自分なりのフィルターを通して判断しています。つまり、受け取った情報を自分の色にしているのです

例えば同じものごとを親子で見ていたとします。親はそのことについてAと考えたとしても子どももAと考えているとは限りません。子どもはBと考えているかもしれません。

ここで大事なのが、「もしかしたら自分と相手は違っているかもしれない」と気が付くことです。ただ、それは簡単なことではありません。よほど意識して、集中しなければ、自分にとってAはAでしかなく、ゆえに、当然ながら相手もAと考えているという風になってしまいます。

好奇心をもつこと

では、そうならないためにどうしたらいいのか?それは、相手に「好奇心」を持つことです。例えば会話をしているときに、相手が「一気に話し始めた」「声のトーンが変わった」「あれ?沈黙した・・・」など、自分が想定していない反応をすることもあるでしょう。相手に興味をもってよく見て、相手のことを知ろうとすると気付けることがたくさんあります。これは好奇心が気づきを与えてくれるのです。

ただ、ここで注意していただきたいのが「相手の地図と自分の地図は異なる」という大前提を忘れないことです。好奇心から気付いた相手の変化の意味が、自分が捉えているものと相手が表現したものが同じとは限らないのです。だからこそ、決めつけるのではなく自分が思ったことや感じたことを相手に伝えてみるといいと思います。

「お父さん(お母さん)は◯◯って思うんだけど、□□くん(△△ちゃん)はそれについてどう思う?」といった感じです。

まとめ

しかしこれは慣れていないととても難しいことでしょう。ついつい、大人は経験則などから決めつけをしてしまいます。好奇心を持って相手をよく見ることは重要ですが、決して決めつけないということが大切です。

少し意識するだけで今までとは異なる視点でものごとが見えてきて、その視点を通じて、子どもと新たな関係性を作っていくキッカケになるのではないでしょうか?


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