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料理を通じて『お金の勉強』をしましょう!

現代社会は「モノ」と「情報」に溢れています。そんな世の中で上手に生きていけるように、自分の子どもに「生きる力」を身に付けさせたいと思う親が世界中で増えていると聞きます。

MY SCHOOLでは、「生きる力」は「お金の勉強」をすることで身につくと考えています。

「お金の勉強」と聞くと気負ってしまうかもしれませんが、専門知識が無くても親から子どもに教えてあげることは十分可能です。

「子どもにお金のことをあまり言うのはちょっと…」と思うかもしれませんが、お金と暮らしが切っても切れない現代では、大人になってから困らないように先回りして教えてあげたほうが良いという見方が強まっています。

そして、そんなお金の勉強の機会は、実はおうちに「たくさん」眠っているのです。今回はそのひとつとなる『料理』についてご紹介していきます。

今注目されている「非認知能力」や「子どもの生きる力」との関係を交えながら、すぐにでも実践できる方法をお伝えしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

料理は試行錯誤の連続!

普段何気なく行なっている料理ですが、実はとても頭を使う作業です。

野菜を切る、卵を泡立て器で混ぜるなど、集中力を要する作業は脳の活性化に良いと、『脳トレ』の開発者である東北大学未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授は指摘しています。

食材の値段や鮮度などを見極め、メニューを組み立て、食材を揃え、食事の時間を目指した調理工程を計画し、材料を切って、加熱し、最後に盛り付ける。

しかも、複数の料理を設定した時間内に仕上げる必要があり、できれば冷蔵庫にある余り物の食材も使ってしまいたい。

などなど、こうして書き出してみると料理には膨大なことが相互に影響しあっていることがわかります。このように複雑なことが同時進行するわけですから、料理が脳のトレーニングに良いというのも納得ですね。

学校では体系的に知識を学んでいく方法を教えてもらいますが、それに加えて、子どもの生きる力を伸ばすには、社会で物事を実際に成し遂げていく方法を学ぶことが大切です。

お金の勉強はそうした方法を学ぶことでもあるため、早くから子どもに教えてあげたいと思う親が多いのでしょう。

IQ(知能指数)だけではなく非認知能力の一部であるEQ(心の能力指数)を鍛えるためにも、さまざまな行程が組み合わさった「料理」をすることは子どもにとって絶好の機会といえます。

料理をすることで、全体をどのようにひとつひとつのタスクに分解していくのか学ぶことが出来ます。そしてこれは、経済・コスト・労働といったお金が関わってくる分野を理解する工程と非常に似ているのです。

『3人目のレンガ職人』になるために!

イソップ童話にこんなお話があります。
旅人が歩いていると、3人のレンガ職人に出会いました。

旅人は「何をしているのですか?」と訊ねました。

1人目はこう答えました。
「レンガを積んでいるんだ。重くて大変だよ。」

2人目はこう答えました。
「レンガで壁を作っているんだ。大変だけど、家族を養うためさ。」

3人目はこう答えました。
「大聖堂を作っているんだ。名誉ある仕事だよ。」

さて、このお話を聞いてどう思われたでしょうか?

同じ仕事、同じ賃金でも、3人で捉え方が全く違う上に、仕事の目的意識や満足感も違うことが分かります。

アメリカの臨床心理学の大家、アルバート・エリス博士は同様のことを自らの『ABC理論』にまとめています。

エリス博士は、同じ出来事であっても、捉え方次第で自らの感情的な反応は変わってくることを研究で立証しました。

3人目のレンガ職人は、歴史に残り、街のみんなが集う大聖堂の建設に関わる喜びに溢れています。だからこそ、『もっと良い仕事をするにはどうしたら良いか』と考えるであろうことは想像に難くありません。

子どもの料理のお手伝いでも同じことがいえます。

『自分が手伝った料理を家族とおいしく食べる』という目的のために、目の前の作業をしていることが理解できれば、どんなステージのお料理も学びに変わります。

そして、たとえ失敗をしても「おいしい料理を作るためには次はどうすれば良いのかな?」と自発的に考えるようになるでしょう。

このように料理をすることで、子どもの生きる力が育ち、さらには立派にお金の勉強ができるのです。

それでは、最後はおうちでの実践方法をご紹介します。

実際に子どもと料理をしましょう!

親子で料理をすると言っても、心配ごとはあります。

包丁や火を使うので、安全面はもちろん気をつけてあげたいところですね。

何より、料理という複雑な作業で一度失敗してしまうと、苦手意識が出てしまい、次から子どもがやりたがらなくなるのでは?と気になってしまいます。

ですから、いきなり難しいことをさせるのではなく、まずは、川島教授が脳に良いとする「野菜を切る」「卵を泡立て器で混ぜる」などのお手伝いをお願いしてみましょう。

その他にも、玉ねぎの皮をむいたり、卵を潰したり、ソースを混ぜたりといった簡単な作業はたくさんあります。そして徐々に難易度を上げてあげると、やがて子どもの自信に繋がります。

それに、横で親の作業を見ていると、真似したくなるのも子どもの特徴です。自然と難しいことに挑戦するはずです。

少々時間のかかることにも是非挑戦させてあげて下さい。子ども本人も最初はしんどいと感じて途中で投げ出そうとしてしまうかもしれませんが、最後までやりきることで「忍耐力」がつき、「達成感」を得ることができます。

子どもの生きる力はこうして培われるので、コミュニケーションを取りながら根気よく付き合ってあげて下さい。

自然な形で料理をお金の勉強に繋げる!

料理をするときには、子どもと一緒に時間や材料を計りましょう。そうすることで、自然と数字に強くなります。

もし時計を読むことが難しい年齢の子であれば、ストップウォッチなどを与えてあげると面白がって使ってくれますよ。計量器はできればデジタルなものを用意してあげて下さい。

料理をしながら「材料のコスト」や「何処からやってくるのか」など、親が知っている範囲で全く構わないのでお話しをしてあげると、子どもはお金に対してぐっと興味を持つようになります。

また、自分が全体の中でどの部分に取り組んでいるのかを理解することはとても重要です。一つの作業だけを頼むのではなく、できれば食事を作っている「作業全体」を見せてあげる様にしてください。

慣れてくれば、一緒に献立を決めて材料を買い物に行くところからスタートすると、よりお金の勉強に対する理解が深まります。

子どもは少しでも楽しいと感じれば、もっともっとやりたがるようになりますし、料理は大人の脳にも良いのです。

それに、親子のコミニュケーションも、生きる力を伸ばすポイントになるので、是非おうちでお子さんと一緒に取り組んでみてくださいね。

<参考資料>

KATSUIKU ACADEMY 公式HP:グロースマインドセットとは?誰でも取得できる成長し続ける人の共通点
https://www.katsuiku-academy.org/media/growthmindset/

こどもまなびラボ公式HP:あなたはそのままで素晴らしい!」子どもの社会的成功につながる “非認知能力” を育む4つのポイント
https://kodomo-manabi-labo.net/non-cognitive-ability2

大阪ガス公式HP:食育について
https://www.osakagas.co.jp/shokuiku/ryori_no/oyako.pdf

お料理まとめ公式HP:脳が活性化!?親子クッキングがもたらす思わぬ食育効果
https://oryouri-matome.com/useful/kids_cooking.html

SB At Work公式HP: ABC理論~出来事に対しての考え方で感情が変わる
https://www.softbankatwork.co.jp/column/counselor/2020/08/06/3046/

小学生からできるお金の勉強
https://hoken-room.jp/money-life/6683


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