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非認知能力を伸ばすために、親ができること

はじめに

非認知能力という言葉を聞いたことはありますか?

社会の変化のスピードがますます速くなり、先行きの見通しも立たない時代に私たちはいます。現在のコロナ禍なんて、世界中の誰も予想してなかったですよね。

そんな中で、これからを生きる子ども達に、どうやっていわゆる「生きる力」を身に付けさせればいいか・・・情報が多すぎて、本当に必要なものは何か、分からなくなってしまいます。そこで立ち止まって改めて考えてみたいのが、非認知能力なのです。

非認知能力とは、意欲や協調性など、数値で測定できない能力のこと。これからの時代を生き抜いていくためには、非認知能力を土台とした、学校の授業だけでは学べない力が必要になると言われています。

そこで、非認知能力とはどんなもので、どうやって身に付けさせたらいいのかを詳しくご紹介していきます。

非認知能力とは?

非認知能力は、認知能力と呼ばれる能力と対照的な位置づけにあります。

認知能力とはIQや学校で勉強する学科のように、テストで測ったり数値化したりが可能な能力のことで、いわゆる知的な学力のことです。それに対して、非認知能力には、例えば先に挙げた意欲や協調性のほかに、

・自己認識(自分への自信、自己肯定感)
・忍耐力(粘り強さ、我慢する力)
・自制心(強い意志、セルフコントロールの力)
・社会的能力(コミュニケーション能力、リーダーシップ能力)
・創造性(創意工夫の力、独創性)

といったものが挙げられます。つまり、非認知能力とは、知性では測れない社会の中で「生きる力」と言えます。

子どもの頃から身に付けさせたい非認知能力

非認知能力は、子どもの時にこそ身に付けることが必要だと言われています。

その大きな理由の一つが、脳の発達年齢。脳は、幼少期におよそ8割が形成され、10代でほぼ完成すると考えられています。それまでの間に、人としての心の土台、社会性の基礎をいかに身に付けるかが、その後の未来を左右すると言っても過言ではないでしょう。

さらに、子どもの時に非認知能力を身に付けたいもう一つの大きな理由に、非認知能力が認知能力を育む土台となることが挙げられます。非認知能力も大事なのは分かるけど・・・やはり学習に力を入れたほうがいいのでは?

そう考える気持ち、よく分かります。しかし、どんなに計算を学ばせたくても、外国語を覚えさせたくても、それらを頑張れない、忍耐力のない子に育ってしまったら、本末転倒です。粘り強く頑張れる力・・・困難を乗り越える強い意志・・・こう聞けば、非認知能力が学習面においていかに影響を及ぼすか、お分かりいただけるのではないでしょうか。

また、非認知能力が養われると、知的なことへの興味・関心も育まれます。それが、ひいては認知能力の成長へとつながっていくのです。

非認知能力を伸ばすために、親ができること

子どもは、大人と違って狭い社会の中で生きています。その限られた経験の中で、子どもが「生きる力」を自然と身に付けるのは、なかなか無理な話でしょう。
そのために、親だからこそできることがたくさんあるのです。

選択肢を与えて、子どもの興味・関心を拡げてあげよう

興味・関心は、子どもを取り囲む世界の中から芽生えます。その探究心を潰さずにすくい上げることで、色々なことにチャレンジする心が育まれます。ただし、子どもが自分で考えられる選択肢は、案外少ないもの。子どもは何にワクワクするかな?どんな習い事が夢中になれるかな?

まずは、子どもが自ら興味を持ったことに挑戦させてあげましょう。「この子には○○を習わせたい」と、親の押し付けにならないように注意することも大事なポイント。その上で、親が様々な選択肢を提示して、子どもの世界を拡げる手助けをしてあげることができます。

成功体験を作ってあげよう

子どもは熱中すればするほど、失敗したり、壁にぶつかったりした時に大きな力を発揮できるものです。自分で困難を乗り越えることが出来るのも、夢中になって頑張るからこその貴重な経験。

「今日は何を頑張った?何が出来た?」

小さな成功をお子さんに聞いてあげてください。子どもが熱中できるものが見つかるまで、根気強く見守ってあげること。それがいつか、必ず成功体験となり、ひいては非認知能力の成長につながりますよ。

非認知能力に加えて、注目すべきお金の教育

今回、これからの時代を生きるための能力として、非認知能力をご紹介しました。

適切に非認知能力を身に付けた上で、学校での学習を積み上げてこそ、お子さんが自分の才能を開花することができます。

ただ一方で、学歴も資格も昔のようには生活の保障にはならない現実もあります。そこで、非認知能力からもう一歩踏み込んで、子どものうちに身に付けさせたいのが、お金の知識です。欧米では、学校教育に必須カリキュラムとして取り入れている国もあるほど、お金の教育は進んでいます。

それに対して、日本ではキャッシュレスの流行のせいもあってか、最近は、お釣りの計算さえ出来ない小学生が少なくないのが実情です。日本はお金=不浄などとタブー視されてきた歴史も長く、圧倒的に遅れていると言わざるを得ません。

お金の教育は、お金儲けの教育ではありません。世の中でお金がどう動いているのか、それが社会をどう回しているのかという、現代社会の仕組みを理解する為に、特に重要な教育なのです。ぜひ、家族でお金の話を積極的にしてみてください。そして、金融教育をお子さんが興味を持って学べるよう、親が一緒になって考えてあげてみてください。そうすることで非認知能力もより育っていくかもしれませんよ。

非認知能力の成長を意識した子育て、さらにお金の教育を重視した「世の中の動きを見極め、現代社会を生き抜く力を身に付けること」に注力した子育てを、ぜひ心掛けていきたいものですね。


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