はじめに
最近、日本とアメリカのトップ交代が話題になっていますよね。
日本では長期政権だった安倍前首相に代わり2020年9月に菅新首相が誕生し、本稿執筆現在(2020年11月8日時点)ではアメリカ大統領選で民主党のバイデン氏が選挙人の過半数を獲得したニュースが伝えられたところです。
皆さんは大統領と首相の違いについて、知っていますか?
もし子供に聞かれた時に、私たち親が答えられないと、ちょっと恥ずかしいですよね。
本稿ではそんな時に子供に説明できるように、アメリカの大統領と、日本の首相との違いについて、簡単にご説明したいと思います。
首相と大統領の違いって?
首相と大統領の違いを知るためには、「誰が最高の権威を持つのか」を知っておくことがポイントです。
アメリカ大統領の選出はアメリカ合衆国の全国民による投票で選出されます(厳密には選挙人を選出します)ので、アメリカ大統領は国のトップです。
一方で、日本は天皇陛下が首相の任命権をもっていますから、天皇陛下が「最高の権威」を持っていることになります。(実際には、国会から指名された人を首相に任命する形式的なものですが、この任命権は憲法によって定められています。)
したがって、首相はどんな人かというと、国会が指名して天皇陛下が任命した行政のトップということになるんですね。
首相官邸きっず(2020/11/9参照)
http://www.kantei.go.jp/jp/kids/souri_naru.html
議院内閣制を知っておこう!
以上が大統領と首相の違いなのですが、日本の首相が「行政のトップ」というのが、イマイチ分かりづらいですよね。
日本は権力が一ヵ所に集中しないように、国の権力を3つに分けて、それぞれが独立することでバランスをとっています。
- 法律を定める「立法権」
- 法律に沿って政策を実行する「行政権」
- 法律違反を罰したりする「司法権」
首相官邸きっず(2020/11/9参照)
http://www.kantei.go.jp/jp/kids/sanken_sanken.html
「国会」では国の法律や予算を決めたり、外国と結んだ条約を承認したりしますが、これを実際に実行するのが「内閣」であり、このトップが首相ということになります。
首相の仕事は重要かつ多岐にわたりますが、こちらに簡潔にまとまっておりますので、ご興味があれば是非ご覧になってみてください。
まとめ
今回の記事では、今話題となっているアメリカの大統領と日本の首相の違いについて、そして首相については少しだけ補足説明させて頂きました。
子供に聞かれた時には答えられるように、私たち親も日々勉強していかなければいけません。
日本の明るい未来をつくる将来の首相は、私たちの中の誰か、そして私たちの子供なのですから。
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