はじめに
この記事をご覧頂いているということは、子どもの勉強・受験に対して何かしらの悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
私たちは気が付けば義務教育により勉強をスタートし、良い学校(=偏差値が高い学校)へ入ることが善とされ、ご自身もその意味というものを考える時間を与えられていなかった方も多いはずです。
「良い学校に入る意味」は、色々な意見があると思いますが、私たちなりにズバッと回答をしていきたいと思います。
良い学校に入る意味とは
良い学校に入る意味を一言で述べてしまえば、「選択肢や視野を広げることができる」ということに尽きるのではないでしょうか。
以下で具体的に述べてみたいと思います。
1.良い仲間に巡り合える
良い学校には良い生徒が集まる確率が高くなります。日経新聞の「交遊抄」をご覧になったことはあるでしょうか?一流企業の経営者の同級生として、一流企業の経営者が登場することも多いのですが、これは良い学校で良い仲間に出会えたという証拠ではないかと思います。
2.希望する会社に入りやすい
学歴は採用する側からすると客観的に求職者を判断することができます。もちろん全員が全員ではありませんが、良い学校の生徒は仕事もできる確率が高くなりますから、企業は学歴を参考にすることが多いでしょう。つまり学歴が就職活動にプラスの影響を与えることが可能です。求職者側からすれば選択できる企業が増えるということになりますので、希望する会社に入りやすいと言い換えられると思います。
気を付けなければいけないこと
受験勉強を頑張りすぎたために良い学校への入学がゴールになってしまい、燃え尽きてしまう人もいます。しかし上述の通り、良い学校に入ることで得られるものは「選択肢や視野が広がること」ですから、その先がなければいけません。
あくまで、良い学校に入ることは、子どもが幸せを掴むためにプラスになるだろうということであって、何が子どもの幸せなのか今は分からないのであれば、選択肢を多くもっておきましょう、ということに過ぎません。例えばお金が沢山あれば幸せかと言えば、そうとは限らないでしょうし、ましてやお金を追求するのであれば、良い会社に就職するよりも、起業や、思い切った投資(金融資産など)をする方が沢山のお金を手に入れることができる可能性は高いかもしれないのです。
まとめ
私たちは良い学校に入ることは人生にプラスになると考えています。と同時に、それが全てではないと思っています。若い時から人生の目標が定まっている人は多くはないでしょう。それであれば、選択肢や視野を広げるために、先ずは良い学校に入り、自分の道を探していけばよいのではないでしょうか。
もちろん理想的には、子どもが日々興味があることを探していけることがベストだと思います。大学生になって、就職活動の時にいきなりそれが見つかるとは限りませんし、非効率だからです。
それをどうやって日々の中で探していくのか、子どもが迷っている場合には、それを導いてあげるのも親の大切な役割になるのではないでしょうか。
大変なことも多いですが、たとえ今は成績が悪くても、是非逃げないで親子で立ち向かってみてほしいと思います。ビリギャルの奇跡は、正しい方向に努力をしていけば、誰にでも起こせる奇跡ですから。