はじめに
私たちがお金をもらったり、お金を払ったりすると、ほとんどの場合は税金の話がついてくると言っても過言ではないでしょう。
会社から給与をもらったら所得税や住民税がかかりますし、コンビニエンスストアで買い物をしたら消費税がかかります。
私たちは日本国憲法で税金を払う義務が定められていますが、税金を「払いたい!」と思う人は、ごく少数ではないでしょうか。(筆者を含め、少なくとも筆者のまわりには一人もいません・・・)
しかし、私たちは日本に住んでいることで、当たり前の日常の中で、税金を払うことの恩恵を受けているのです。
税金の使い道
みなさんは、税金の使い道で一番多いのは、何か分かりますか?
答えは「社会保障」です。
他にも様々なものに税金が使われているのです。
1位 社会保障
2位 国債費
3位 地方交付税交付金
4位 公共事業
5位 文教及び科学振興
6位 防衛
出典:財務省キッズコーナー「ファイナンスらんど」(参照:2020-09-10)
https://www.mof.go.jp/kids/2018/qanda/q6.html
実はここで見ていきたいのは、その順位ではなく、その内容です。
「税金なんて払いたくないな」「自分は税金を払わなくても社会は成り立つだろう」とみんなが考えた場合、これらのサービスを一切受けることができなくなります。
救急車も有料、交番で道を聞いても有料、家庭から出るゴミも全て有料になります。
将来の生活を支えてくれる年金、医療、介護や子育ても税金が使われていますし、学校生活に関するものや、道路や橋の整備などにも税金が使われています。
ここまできたら、個人では負担しきれないですよね。
つまり、税金がなければ、私たちの「当たり前の日常」がなくなるのです。
私たちは、この「当たり前の日常」のために、みんなで助け合うために、税金を払っているのです。
まとめ
税金は色々な人にとって公平に課税されるようにつくられていますが、時代とともに私たちの生活は変化をしていきますから、完璧なものではないのかもしれません。ですから、毎年色々な改正が行われます。
それでも、税金の使い道については不満に思う方も多いかもしれません。
税金の使い道は、私たち国民の代表である国会議員が国会で話し合って決めています。
国会議員は私たちが選挙で選んでいる訳ですから、実は税金の使い道は、私たちが決めていると言えるのです。
税金は私たちの身近にあるものですから、子どもでも「消費税」については目にすることがあるでしょう。「なんで税金を支払わないといけないの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。
その時は、「みんなで助け合うためだよ」と教えてあげてくださいね。
きっと「当たり前の日常」を、新しい目で見てくれるでしょう。